由来の物語
編集部刻んでうどんにのせれば、とろりと甘く、香りはふくよか。
加熱すると内側のぬめりがあまみに変わり、薬味を超えて主役になる青ねぎです。
九条ねぎの歴史は、とびきり古い。和銅4年(711年)に稲荷神社が建てられたころ、浪速(現在の大阪)から伝わった原種が、深草の地で育てられたのが始まりと伝わります。承和年間(834〜848年)には、すでに九条あたりで栽培されていた記録が残るそうです。都の南、九条付近の肥えた土が、やわらかく甘いねぎを育てました。江戸時代には「京の野菜の横綱」とまで称えられたのだとか。
千年を超えて受け継がれてきた、京の伝統野菜。なべに、汁に、欠かせない一本です。
全国うまいマップ編集部