由来の物語
編集部お湯を注ぐと、ふわりと柚子が香り立つ――九重本舗奈良屋が大切に受け継いできた、「飲む和菓子」です。
奈良屋は明治27年(1894年)の創業、喜多方市塩川町の老舗。砂糖をまとった小さなあられ玉を湯飲みに入れ、お湯を注ぐと、糖衣がほどけてあられがふわりと浮かび、美しい色合いの一杯になります。柚子の皮を手ですりおろして香りづけする、職人のていねいな手仕事が光ります。
「九重」の名は、百人一首の有名な歌に由来するとも言われます。寒い朝、湯気とともに立ちのぼる柚子の香りに、ほっと心がほどけていく。古くから愛されてきた、ふしぎな魅力の一杯です。
全国うまいマップ編集部
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