由来の物語
編集部深紅の細い糸のような雌しべ。
ほんのひとつまみで料理を黄金色に染め、ほのかな香りを添える——それが世界でもっとも高価な香辛料といわれるサフランです。その国産の大半が、ここ大分県竹田市で作られています。
竹田市でのサフラン栽培は明治三十六年(1903年)に始まりました。やがて研究が重ねられ、球根を室内で開花させる独自の「竹田式」が確立。今では国内生産量の約八割を竹田市が占め、日本一の産地として知られています。
収穫は秋。咲いた花から雌しべを一本ずつ手で摘み取る、根気のいる作業です。サフランライスやお茶にすれば、ぜいたくな香りが食卓に広がります。
全国うまいマップ編集部