由来の物語
編集部すするとプルッと弾む、黒っぽい麺。
これが島原・対馬に伝わる「六兵衛」です。
生まれたのは飢饉の時代でした。1792年、雲仙の眉山が崩れて大津波が島原を襲い、田畑は荒れて人々は飢えに苦しみます。そんな中、深江村の六兵衛という人が、やせた土地でも育つさつまいもの粉に山芋をつなぎとして練り込み、うどん状にして人々を救ったと伝えられます。麺がほんのり黒いのは、さつまいもの色素そのもの。名前はその六兵衛さんに由来するんですね。
あごや地鶏でとった澄まし汁に浮かべて、もちもちの食感とお芋のやさしい甘み。島原の歴史をまるごと味わうような一杯です。
全国うまいマップ編集部