由来の物語
編集部釣り人が一生ものとして憧れる一本——橋本市を中心に作られる紀州へら竿は、へらぶな釣り専用の竹竿です。
本市でへら竿づくりが盛んになったのは、主原料となる良質な高野竹(スズ竹)の産地が近かったから。紀北の標高七百〜九百メートルに自生するスズ竹は、細いのに肉厚で、しなやかさと耐久性を兼ね備えています。原竹の切り出しから完成まで百三十以上の工程をすべて手作業でこなし、一人の職人が半年がかりで丹精込めて仕上げるそうです。二〇一三年には国の伝統的工芸品に指定されました。
竹の弾力が魚の引きを受け止める、その手応え。使うほどに愛着が深まる、職人技の結晶です。
全国うまいマップ編集部
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