由来の物語
編集部甘辛く炊いた油揚げに、酢飯がぎゅっと詰まったひと口。
じんわり染みた煮汁がほどけて、ほのかな酸味とやさしい甘みが追いかけてきます。
「いなり」の名は、稲荷信仰そのものに由来します。19世紀初め、稲荷へお供えした油揚げにご飯を詰めた寿司が広まり、豊川稲荷の門前町も発祥地のひとつとして名を残してきました。いまでは味噌カツやうなぎをのせた創作いなりも参道に並び、食べ歩きの楽しみが尽きません。
揚げをかじると、じゅわっとしみ出す出汁の温かさ。素朴なのについつい何個でも手がのびてしまう、参拝のあとに味わいたい門前町自慢の名物です。
全国うまいマップ編集部
