由来の物語
編集部「へぎ」と呼ばれる木の器に、ひと口分ずつ波打つように美しく折りたたまれたそば。
箸でたぐって、つるりとすすれば、なめらかな喉ごしのあとに、弾むようなコシがしっかりと返してきます。冷たくきりっと締まった、その食感がたまりません。
へぎそばは、魚沼・十日町に伝わる名物。つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使うのが、あのツルツルとした口当たりとコシの秘密です。もともと織物が盛んな土地で、緯糸を張るのに使っていた布海苔をそばに生かしたのがはじまりと伝わります。
ひと口大に丸めた「手繰り」の盛り付けも、見ているだけでたのしい。織物文化が育てた、つるりと喉ごしのよい一枚です。
全国うまいマップ編集部
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