由来の物語
編集部延命長寿の神様として知られる多賀大社の門前で、古くから親しまれてきた名物が糸切餅です。
その由来は、鎌倉時代の元寇にさかのぼると伝わります。多賀大社で蒙古軍の旗印を断ち切り戦勝を祈願したことにあやかり、門前の人々が旗印に見立てた三色の縞模様の餅を、弓の弦で切ったのが始まりとされます。米粉の白い餅でこし餡を包み、青・赤・青の三本線を描いて糸で切り分けます。
糸切餅本家ひしや(菱屋)では、今も店頭で三味線の弦を使い、職人が一つひとつ手早く切り分けています。やわらかな餅と上品なこし餡、そして愛らしい三色の縞模様。多賀大社への参拝とあわせて味わいたい、素朴で趣のある近江の門前菓子です。
全国うまいマップ編集部
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