由来の物語
編集部とろりと琥珀色に輝くひと口。
含むと、もち米由来のやさしい甘みが広がり、桂皮などの生薬がふわりと香って、ほっと体の芯がゆるみます。
保命酒は、みりんのような甘口の酒に十数種の生薬を漬け込んだ薬味酒。甘さの奥に、ハーブのような複雑で奥行きのある香りがひそんでいて、ひと口ごとに表情が変わります。
生み出したのは、大坂の医師の子・中村吉兵衛。万治二年(1659年)、鞆の地で造られていた甘い酒に生薬を漬け込んだのが始まりと伝わります。
食前のひと口に、寝る前のひと盃に。鞆の浦の潮風とともに、江戸の昔から愛されてきた、滋味あふれる一杯です。
全国うまいマップ編集部
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