由来の物語
編集部見た目は、わさびをのせただけの白いご飯。
けれど箸を入れると、底から刻んだタイや野菜がひょっこり顔を出します——具を埋めて隠す、ふしぎな郷土料理「うずめ飯」です。
益田をふくむ石見地方に伝わる一杯で、日本五大銘飯のひとつ。あぶったタイの出汁で野菜をやわらかく煮て丼に盛り、おろしわさびを敷いてから、上にあつあつのご飯をかぶせます。すまし汁よりやや濃いめの醤油味の具と、香り高いわさび。混ぜていただくと、出汁のうまみとつんと抜けるわさびが、ご飯と一体になります。
きれいな水で育ったわさびが味の決め手。素朴な見た目の下に、思いがけないごちそうが隠れています。
全国うまいマップ編集部