由来の物語
編集部早朝の港町に、威勢のよい売り声が響きます。
とれたての魚に、くるくる回る「いかぐるぐる」のイカの一夜干し——石川の輪島、岐阜の高山と並ぶ日本三大朝市のひとつ、呼子の朝市です。
そのはじまりは大正時代までさかのぼります。かつて唐津藩の捕鯨で栄えた呼子では、鯨肉や鮮魚を売り歩く「触れ売り」が盛んでした。やがて中町に商店街ができると、自然と流し売りをやめ、軒先で売る今のかたちに落ち着いたと伝わります。
元日をのぞいて毎朝7時半から、約200メートルの通りに、とれたての魚介や干物、野菜の露店がずらり。お店の人との気さくなやりとりも、ここでは旅のごちそうのひとつです。
全国うまいマップ編集部