由来の物語
編集部中央がくぼんだ専用の鉄板の上で、味付けされたホルモンと山盛りの野菜がジュウジュウと音を立てます。
キャベツやニラ、ニンニクと一緒に蒸し焼きにされたホルモンは、ぷりぷり、こりこり。噛むほどに脂の甘みがあふれ出します。
生まれたのは、田川が炭鉱の街として栄えた時代。過酷な労働に向き合う人々にとって、脂ののったホルモンは、廉価で栄養豊富な、なによりのスタミナ源でした。
「焼く」のではなく「蒸し焼きにする」独特の鉄板こそ、田川ホルモン鍋の真骨頂。野菜の水分と一緒に、うまみをぎゅっと閉じ込めます。
汗をかきながら、熱々を頬張る。働く街が育てた、力のわいてくる一皿です。
全国うまいマップ編集部