由来の物語
編集部大きな椀の蓋を取ると、湯気とともにだしの香り。
里芋やれんこん、ごぼう、鶏肉が、しょうゆ仕立てのつゆでやさしく煮含められています。ほっとする、ふるさとの味です。
「大平」という名は、直径50センチほどもある、大きくて平たい蓋つきの椀に盛ったことに由来すると伝わります。冠婚葬祭や盆・正月など、人が集まるときに作られてきた山口の郷土料理で、岩国地方では藩政時代から続く伝統とされます。岩国では「岩国寿司」「れんこんの酢の物」と並び、めでたい席に欠かせない一品でした。
根菜のやさしい甘みが、じんわり染みる。人が集う日の、あたたかなごちそうです。
全国うまいマップ編集部
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