由来の物語
編集部小豆と米粉、砂糖をそぼろ状にして蒸し上げる——そんな素朴な製法で生まれる泉州銘菓が「村雨」です。
つくるのは安政元年(1854年)創業、貝塚市の老舗「塩五」。その名は、新古今和歌集にも詠まれた和泉八景のひとつ「貝浦村雨」に由来します。1903年の第5回内国勧業博覧会で受賞し、1909年には商標登録もされた、たいへん由緒ある棹菓子です。
しっとりほろりとほどける口あたりと、小豆のやさしくおだやかな甘さ。派手さはないけれど、お茶と合わせるとしみじみおいしい。泉州の長い歴史が育んだ、味わい深い一品です。
全国うまいマップ編集部
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