由来の物語
編集部実は大阪は、かつて全国一の栽培面積を誇ったぶどうの産地でした。
その中心が、柏原です。
大阪のぶどう栽培は百年以上の歴史を持ち、明治のころ柏原に甲州ぶどうの苗が植えられたのが本格的な始まりとされます。山あいの斜面で大切に育てられ、なかでもデラウェアは昔から地元で愛されてきた看板品種。木の上で完熟させ、朝どりで届けられる粒は格別です。皮をつるりと押し出せば、みずみずしい果肉がはじけ、濃く澄んだ甘みが口いっぱいに広がります。
この地はワインの里でもあり、大正時代に西日本でいちばん古いワイナリーが醸造を始めました。二〇二一年には「GI大阪」として地理的表示にも指定されています。生で頬張っても、一杯のワインにしても——太陽の恵みが詰まった一粒です。
全国うまいマップ編集部