由来の物語
編集部甘辛く炊いた焼き鯖をほぐし、その煮汁をまとったそうめんと一緒にすすります。
こっくりとした旨みとそうめんののどごしが、たまりません。
焼鯖そうめんは、長浜を中心とした湖北地方の郷土料理。田植えで忙しい5月、農家へ嫁いだ娘を気づかい、実家から焼き鯖を届ける「五月見舞い」という習わしが背景にあると伝わります。海から遠い湖北では、若狭から鯖街道を越えて運ばれる鯖が、貴重なごちそうでした。
焼き鯖とそうめんを合わせるようになったのは昭和40年代頃とされ、平成2年頃から名物として店で出されるようになりました。
豪快なのに、どこかやさしい。湖北の暮らしが生んだ一皿です。
全国うまいマップ編集部