由来の物語
編集部飴色にかがやく実を、ひとくち。
むっちりとした歯ごたえのあとに、凝縮された自然の甘さが、じんわりと広がります。
ころ柿(枯露柿)は、甲州市や南アルプス市でつくられる大ぶりの干し柿。原料となる甲州百目柿は、ひとつ約375グラムにもなる立派な実です。皮をむいた柿を、太陽がまんべんなく当たるよう「ころころ」と転がしながら干したことが、その名の由来と伝わります。武田信玄が陣中食として干し柿づくりを奨励したのが始まりとも言われ、江戸時代には献上品にもなりました。
晩秋、松里の里では民家の軒先がオレンジ色のカーテンに染まります。冬の訪れを告げる、甲州自慢の味覚です。
全国うまいマップ編集部