由来の物語
編集部湯けむり立ちのぼる箱根湯本の街を歩けば、蒸したての温泉まんじゅうの甘い香りがふわり。
手に取れば、ほかほかと温かく、ひと口かじると、しっとりした薄皮の奥からなめらかなこしあんがとろりとあふれます。
箱根の元祖と伝わる丸嶋本店は、明治30年代の創業。白い皮は砂糖から、茶色い皮は黒蜜からつくられ、ふたつの色が並ぶ姿が目を引きます。中はやさしい甘さの小豆こしあん。多い日には一日一万個を売り上げたといいます。
湯けむりの街が生んだ、昔ながらの変わらないおいしさ。あつあつをほおばれば、湯上がりのようにほっとします。温かいお茶と一緒に、ひと息つきたくなる一品です。
全国うまいマップ編集部