由来の物語
編集部ひと口かじると、舌の上でぷるんとほどけ、山ぶどうの甘酸っぱさがぱっと広がります。
濃い紫色は、まるで一枚の宝石。ワインを思わせる深い香りが、鼻へすっと抜けていきます——秋田の銘菓、さなづらです。
「さなづら」とは、この地に自生する山ぶどうを指す秋田南部の言葉。その果汁をじっくり煮詰め、寒天でやさしく固めた、果実そのもののようなお菓子です。手がけるのは秋田の老舗・菓子舗榮太楼。1957年の発売以来、果汁を煮詰めるところから包装まで、ひとつひとつ手づくりを守り続けています。
甘いものとワインの、いいとこどり。お茶にもよく合う、上品な一枚です。ぜひ一度、味わってみてください。
全国うまいマップ編集部
