由来の物語
編集部渓谷を渡るロープを、するすると木の籠が滑っていく。
板を叩いてお金を入れて待つと、お茶とだんごになって戻ってくる——『空飛ぶだんご』として名高い、厳美渓の郭公だんごです。
対岸の郭公屋から、ワイヤーで籠を行き来させる名物の売り方。店名の由来は、創業者の千葉酉吉さんがカッコウの物真似の名人だったことにあると伝わります。だんごはあんこ・黒ごま・しょうゆの三種。一串に五つ刺さっているのは、この地が古く『五串村』と呼ばれたことにちなむそうです。
奇岩の連なる景色を眺めながら、ひと串。旅の忘れられない思い出に、どうぞ。
全国うまいマップ編集部