由来の物語
編集部そのままかじると、さくっと軽い。
なのにお味噌汁に入れると、じゅわっと出汁を吸ってもっちり。スポンジのように軽い、ふしぎな油揚げ——それが松山あげです。
薄く切った豆腐をぎゅっと脱水し、菜種油で三度揚げる。水分は3%ほどまで落ちるため、常温で長く保存できます。松山では明治のはじめにはすでに作られていたようで、風味がよく日持ちすることから、かつては軍隊の常備品としても重宝されたと伝わります。
「干油あげ」を「松山あげ」と名づけたのは昭和39年のこと。湯通しいらずで、毎日の汁ものをふわとろに変えてくれます。
全国うまいマップ編集部