由来の物語
編集部カリッ、シャキッ。
口に入れると小気味よい歯ごたえと、すっきりした甘酸っぱさが広がります。真っ白で、皮が薄く何重にも重なった、美しいらっきょうです。
育つのは、鳥取砂丘に隣接した福部の砂丘畑。保水力も保肥力も乏しく、かつては「不毛の地」とも呼ばれた厳しい土地です。けれど、たくましい「らくだ種」はこの砂地に見事に適応しました。本格的な栽培は大正3年(1914年)、浜本四方蔵さんが福部の砂丘畑で成功させたのが最初とされます。やせた土と冬の寒さを耐え抜くからこそ、身が引き締まり、あの白さとシャキシャキ感が生まれるのだとか。
秋には、砂丘一面が紫の花でうめつくされます。きびしい砂地が生んだ、鳥取自慢の一粒です。
全国うまいマップ編集部