由来の物語
編集部ひと口頬張ると、ほろりとほどけて、栗そのものの香りと甘みがすっと広がります。
使うのは栗と砂糖だけ。それなのに、ここまで深い味になるのかと驚かされる和菓子です。
蒸した栗を裏ごしして砂糖を加え、布巾でぎゅっと茶巾(ちゃきん)に絞る。だから栗の実そっくりの、やさしいかたちをしています。発祥の地とされるのは、中山道の宿場町・中津川。江戸の頃、街道を行く旅人をもてなしたのが始まりと伝わり、中津川駅前には「栗きんとん発祥の地」の碑も建っています。
国産の栗が実る秋から冬にかけてだけ作られる、季節かぎりのごちそう。お茶をいれて、ゆっくり味わいたい一品です。
全国うまいマップ編集部