由来の物語
編集部ひと口含むと、すっと澄んでキレていく。
料理の邪魔をせず、飲み飽きない——淡麗辛口という言葉の代名詞が、新潟の越乃寒梅です。
醸すのは1907年創業の石本酒造。戦後、糖類やアルコールを加えた酒が主流だった時代にも、儲けに走らず本来の酒造りを貫きました。1960年代、随筆家の佐々木久子がこの酒に惚れ込み「幻の酒」と紹介したことで全国に名が広まり、地酒ブームの火付け役に。「雪中梅」「峰乃白梅」と並んで「越後三梅」と称えられます。
寒中に凛と咲く梅のような名のとおり、雪国の晩酌にそっと寄り添い、次の日に残らない。そんな名酒です。
全国うまいマップ編集部