由来の物語
編集部ぷるんとした半透明の果肉に、そっと歯を入れると——とろり。
みずみずしいゼリーのような口あたりから、凝縮された濃厚な甘みがあふれ出します。ふつうの干し柿とはまるで別物の、ぜいたくな味わいです。
あんぽ柿は、福島・伊達の名産。皮をむいた渋柿を硫黄で燻蒸してから、じっくり乾燥させます。この燻蒸で果肉が黒ずむのを防ぎ、あざやかな飴色を保つのが秘訣。水分を多めに残して仕上げるから、あの半生のとろみが生まれるんです。
オレンジ色に輝く果肉は、まるで宝石のよう。柿の甘みをぎゅっと閉じ込めた、しっとりやわらかな食感。冬を待ってあらわれる、伊達自慢のとろける干し柿です。
全国うまいマップ編集部