由来の物語
編集部すっと手にとると、ほのかに杉の香り。
やわらかな木目は手になじみ、見ているだけで気持ちがほどけます。ごはんを詰めれば、木が余分な水分を吸って、冷めてもふっくらおいしい——大館に伝わる、曲げわっぱです。
弾力に富んだ天然秋田杉を薄く削り、丸く曲げて、山桜の樹皮で縫いとめて仕上げます。そのはじまりは17世紀後半。大館城主の佐竹西家が、下級武士の副業として作らせたのが起こりと伝わります。昭和59年には国の伝統的工芸品にも指定されました。
使うほどに味わいが増す、一生もののお弁当箱。秋田の山と職人の技が生んだ、暮らしの名品です。
全国うまいマップ編集部
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