由来の物語
編集部つやのある薄皮を割ると、すりおろした大和芋の香りがふわりと立ちのぼります。
ひと口でほおばれる小さなおまんじゅう。上品な薯蕷皮と、なめらかなこし餡のやさしい甘さが、ゆっくりと口の中でほどけていきます。
手がけるのは、1349年創業と伝わる塩瀬総本家。初代・林浄因が日本で初めて甘い小豆餡の饅頭をつくったとされ、和菓子の原点ともいわれる老舗です。後に椿山荘の集まりで、ひと口サイズに仕立てた饅頭が評判を呼び、「志ほせ」の焼印とともに親しまれるようになりました。
680年あまりの歴史が、この小さなひと粒に宿っています。お茶を一杯いれて、ゆっくり味わいたくなる東京みやげです。
全国うまいマップ編集部
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