由来の物語
編集部軽くあぶると香ばしい湯気が立ちのぼり、もっちりねっとりした餅のなかからさつまいものやさしい甘みがじんわり広がります。
素朴なのに後を引く、五島の冬の味です。
長崎県五島列島の郷土菓子で、「かんころ」は方言でさつまいもを薄く切って茹で、天日で干したものを指します。北風が強く吹く十月から三月にかけてかんころを仕上げ、餅に練り込んでつくる、各家庭に伝わる保存食です。
そのままでも、焼いてもおいしく、噛むほどに芋の甘さがふくらみます。島の暮らしが育てたあたたかな味を、ぜひストーブのそばであぶって召し上がってみてください。
全国うまいマップ編集部
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