由来の物語
編集部つやつやと飴色に光る小魚を、ごはんの上にひとつまみ。
生姜のきいた甘辛い味が、口いっぱいに広がります。
いかなごの稚魚(新子)を、醤油・砂糖・みりん・生姜で甘辛く炊いた兵庫の郷土料理です。煮上がった姿が折れ曲がり、錆びた古い釘に似ていることから「くぎ煮」と呼ばれるようになったと伝わります。発祥には諸説ありますが、昭和初期にはすでにあったことが確認されています。
2月の終わりごろ、新子漁が解禁され、各家庭から煮る香りが漂いはじめると、兵庫に春が来た合図。家ごとの味が受け継がれる、春の風物詩です。
全国うまいマップ編集部