由来の物語
編集部黒糖羊羹のつやめく一粒を、ぱくり。
ほろりとくずれる黒い衣の中から、鮮やかな緑のうぐいす餡があらわれて、上品な甘さがほどけていきます。
くろ玉を作るのは、甲府の老舗・澤田屋。1929年(昭和4年)に生まれたこの菓子は、当時これといった土産菓子がなかった山梨で大ヒットしました。青えんどう豆だけで練りあげたうぐいす餡を、黒糖の羊羹でまるく包む——その鮮やかな色の対比が目をひきます。職人の手で、3秒に1個というペースで羊羹をかけていくのだとか。
まる九十年を超えて愛され続ける、甲斐の銘菓。緑と黒のコントラストに、職人の手わざが息づく一品です。
全国うまいマップ編集部
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